世界恐慌(せかいきょうこう)と亀山地域(かめやまちいき)
恐慌(きょうこう)とは、「景気(けいき)の急激(きゅうげき)な後退(こうたい)によって起(お)こる、会社(かいしゃ)の倒産(とうさん)、物価(ぶっか)の暴落(ぼうらく)、失業者(しつぎょうしゃ)の急増(きゅうぞう)などの、経済界(けいざいかい)の混乱状態(こんらんじょうたい)」(三省堂原題国語辞典(さんせいどうげんだいこくごじてん)」)のことです。1929年(ねん)(昭和(しょうわ)4年(ねん))10月(がつ)、アメリカのニューヨークで株価(かぶか)が暴落(ぼうらく)し、恐慌(きょうこう)がおこりました。このアメリカの恐慌(きょうこう)は世界中(せかいじゅう)に広(ひろ)まり、世界中(せかいじゅう)の経済(けいざい)が不況(ふきょう)になりパニック状態(じょうたい)になりました。このことを世界恐慌(せかいきょうこう)とか世堺大恐慌(せかいだいきょうこう)といいます。この影響(えいきょう)で日本(にほん)でも昭和恐慌(しょうわきょうこう)と呼(よ)ばれる恐慌(きょうこう)が1930年(ねん)(昭和(しょうわ)5年(ねん))から翌(よく)1931年(ねん)(昭和(しょうわ)6年(ねん))にかけておこりました。亀山(かめやま)でも農産物(のうさんぶつ)や生糸(きいと)の値段(ねだん)などが下落(げらく)し、会社(かいしゃ)の倒産(とうさん)や失業者(しつぎょうしゃ)が増加(ぞうか)しました。