岩倉使節団(いわくらしせつだん)と殖産興業(しょくさんこうぎょう)
明治政府(めいじせいふ)は、日本(にほん)が西洋諸国(せいようしょこく)に対抗(たいこう)できるような強(つよ)い国(くに)にするため、産業(さんぎょう)を育成(いくせい)し近代化(きんだいか)を推(お)し進(すす)めました(富国強兵(ふこくきょうへい))。そのために、政府(せいふ)が、明治時代初期(めいじじだいしょき)におこなった政策(せいさく)の一(ひと)つとして、「殖産興業(しょくさんこうぎょう)」があります。これは、近代的(きんだいてき)な産業(さんぎょう)を育(そだ)てることが目的(もくてき)で、欧米(おうべい)(ヨーロッパやアメリカ)の産業技術(さんぎょうぎじゅつ)を導入(どうにゅう)し、鉄道(てつどう)や電信(でんしん)、政府(せいふ)が経営(けいえい)する紡績(ぼうせき)や製糸(せいし)などの模範工場(もはんこうじょう)などがつくられました。