亀山市立井田川小学校4年生出前授業
「地域をおそった洪水」
平成29年3月2日(木)、亀山市立井田川小学校4年生に出前授業に行きました。
4年生は、社会科で「地域の発展につくした人々」の学習をしています。子どもたちはこの日の授業に向けて、川合町を歩いて、
<昭和49年の災害>
子どもたちが見学してきた椋川。その川があふれたことによる49災(昭和49年の集中豪雨)の被害の様子を見ていきました。川合町のほかに、市内の他地域の様子も話しました。 |
「椋川、行ったよ」 | 道路が川のよう「ちょっとこわい」 |
他の地域、今の写真と比べて場所確認 | 家が押し流される写真にびっくり |
車も流される程の濁流 | 孤立し救援活動が行われた野登地区 |
<昭和46年の災害>
昭和46年にも、川合町は被害を受けています。 |
「あっ知っとる、国道1号線や」 | 広報に掲載された復旧工事の様子 |
<椋川の改修>
明和8年(1771年)7月にも椋川があふれ、川合村のたくさんの家が水につかっています。そこで、生田理左衛門が椋川を改修して被害を少なくしようとした話をしました。また、鈴鹿川も改修していることをあわせて話しました。 |
椋川をまっすぐに、川幅も広く | 鈴鹿川も改修「この人、すごいな」 |
<水害をうけて>
川合町は水害の被害をうけているので、公民館の入口を高くしたり、普段から注意できるよう町内に堤防の高さを示す表示がされていたりします。 |
公民館、見てきたよ | 堤防の高さ「高かった、頭ぐらい」 |
―授業風景―
熱心にメモを取る子どもたち | 写真パネルを見ながらメモ |
質問もしてくれました | 学芸員に質問をしてメモを取る先生 |
<提示資料>
昭和46年の台風・昭和49年の集中豪雨の時の被害写真(画像)
生田理左衛門がおこなった椋川の流れをまっすぐにする工事(画像)
生田理左衛門がおこなった鈴鹿川の流れをまっすぐにする工事(画像)
鈴鹿川にのこる生田理左衛門の工事の跡(守口遺跡)(画像)
歴博貸出ユニットA-22「亀山市で経験した災害」