亀山市立井田川小学校3年生出前授業!
社会科「昔の道具と人びとのくらし」
平成27年2月12日(木)、亀山市立井田川小学校3年生に出前授業に行きました。生活科室に「電気」「水道・ガス」「その他」とライフラインで3つのコーナーを設けました。子どもたちは、それぞれのコーナーで昔の道具の実物を間近に見たり触れたりしながら学芸員の説明を聞きました。
<電気>
このコーナーでは「電気がないくらしってどんなもの?」「電気を使うむかしのくらしってどんなもの?」の2つを学習しました。 ″火のし″の説明では、1500年前の火のしの写真が載っている本を見せながら、ずっと形は変わっていないことを説明しました。 氷冷蔵庫・炭火アイロン・陶製湯たんぽ・黒電話・蓄音機・絞り機付電気洗濯機・テレビなどは、子どもたちが家で使っている道具との違いを見つけながら学習していきました。 実際に操作することもでき、良い経験になったのではないでしょうか。 |
炭火アイロン、 「どこに炭を入れるのかな?」 |
「プッシュホンじゃないね」慎重に回します |
「CDではなくてレコード」 まずネジを巻きます |
「リモコンはないよ。 スイッチはどこかな?」 |
<水道・ガス>
このコーナーでは「水道のないくらしってどんなもの?」「ガスのないくらしってどんなもの?」について学びました。 子どもたちが普段、ほとんど目にすることのないものを展示しました。子どもたちは本やインターネットで調べて知っているものが多いので、実物を見て確認することができまし た。また、実際に持ってくることができないもの(井戸・便所・風呂・家の間取りなど)は、写真パネルも利用して説明しました。 |
家の間取りを図と写真パネルで説明 | 井戸に落ちた桶を ″わしづかみ″で取ります |
火打ち石と火打ち金、 火花が出てびっくり! |
学芸員の問いかけに元気よく挙手 |
<その他>
このコーナーは、「むかしのくらしってどんなもの?」という課題です。 子どもたちは貨幣(ケース入り)やカメラを手に取り、とても興味深く見ていました。豆炭行火(まめたんあんか)や懐炉(かいろ)は今の物との違いに驚いていました。着物やねん ねこ半纏(ばんてん)を実際に見ることで「モチモチの木」のお話の世界を思い浮かべることができたと思います。 |
「枕はどれかな?」みんなで「これです」 | 行火の中に豆炭の灰が残っているよ |
いろいろな貨幣に興味津々 | お医者様が豆太をおぶって着ていたね |
<実物資料>
蓄音機、レコード、陶製湯たんぽ、炭火アイロン、黒電話、テレビ、羽釜、茶釜、七輪、火打ち石、火打ち金、薪、豆炭、炭、洗面桶、つるべ桶、いかり、わしづかみ、天秤棒、肥桶(こえおけ)、カメラ、帽子、懐炉、枕、豆炭行火、貨幣、着物(子供用)、ねんねこ半纏
<写真パネル>
氷冷蔵庫、絞り機付電気洗濯機、昔の家の間取り、台所の様子(かまど)(土間)、便所、風呂・風呂の焚口、手押しポンプ、つるべ井戸、肥はこび
<学校にある実物資料>
火鉢、手押しポンプ
<書籍>
「古代日本と百済の交流」(九州国立博物館編集)