「昼生の歴史を探してみよう」
平成25年7月4日(木)、亀山市立昼生小学校6年生の皆さんが総合的な学習の時間に学習に来てくれました。
6月7日(金)には昼生小学校で出前授業「昼生の歴史の探し方」を実施し、第2回目の歴史博物館を活用した学習でした。今日はどんな話を聞き、どんな物を見ることができるのか楽しみに来館してくれました。
前回の出前授業でも観察した
<「前に観察した |
<順番に |
<「 |
1240年ごろ、ある昼生の人が京都で天狗に出会った話を取り上げました。初めて聞く話に子どもたちはびっくりです。「伊勢国百姓法師上京出会于天狗事」と書かれているのですが、どうして「昼生」の地理情報が京都で知られていたのでしょう。 |
昼生が伊勢神宮の荘園であったこと、昼生庄に本所である伊勢神宮以外にも |
<スクリーンに映しながら話が進みます> |
< |
|
<「これが秀吉のハンコだよ」> |
<休憩時間に校区の地名を確認しています> |
<下庄で使われていた荷車がありました> |
|
<「見つけた、ここに下庄と書いてあるよ」> |
<「中庄で多くのお金が見つかったんだね」> |
(子どもたちの感想から)
・館内の2階展示物コーナーのミッケもおもしろかったです。全部できなかったのは悔しかったけど、亀山歴史博物館だけで、あんなに多くの昼生についての展示物があったことにとても驚きました。
・ぼくはあんなにいろんな歴史に関係するものを見たのは初めてです。ぼくが一番興味を持ったのは、昼生の歴史探しです。多くの昼生のことを楽しく分かれたからとてもよかったです。あの後の答え合わせでは7問しかあってなかったので、甘い考えをしなけりゃよかったと思いました。
・私は、「昼生」ミッケが一番楽しかったです。一応16個見つけたんですけど・・・あっていたのは4つでした。答え合わせをしている時に、“昼生にはこんなんがあったんや”とか、“昔はこんなんだったんだ”っていうのが分かりました。
・天狗の話がおもしろかったです。とてもびっくりしたのは、豊臣秀吉がはんこを押した紙を実際に見ることができたことです。ぼくは、常設展示室「昼生」ミッケは簡単だとはじめは思っていたけど、やってみると意外と難しく、あせってあまり展示してあるものをじっくり見ることができませんでした。でも、とてもたくさん分かったからよかったです。
・前も楽しかったし、今回も本物の歴史に関係するものを見せてもらってすごくうれしかったです。昼生のことや伊勢のこと、天狗の話などとても楽しかったです。亀山さんのおかげで、ぼくも歴史に興味を持ちました。亀山さんといっしょに勉強できてすごくうれしかったです。
・絵だけでなく本物まで見せてもらいました。本物はきれいだし、さわった実感もありました。ザラザラやピカピカ、ツルツル・・・など、不思議で楽しい歴史博物館でした。
・すごいなあと思ったのは、中庄町から出土したお金です。中庄は学校から近いし、そのお金は飾ってあるのが本物だったからすごくうれしかったです。中庄から出土したお金を間近で見ることができて、とても楽しい授業になりました。
使用した資料
光於堂遺跡出土
小野遺跡出土緑釉陶器椀
岡本下野守宛豊臣秀吉朱印状「伊勢国鈴鹿郡岡本下野守知行出来目録」(複製)