液晶(えきしょう)
液晶(えきしょう)テレビのトップメーカーであったシャープが大型(おおがた)の液晶(えきしょう)パネルをまとめて生産(せいさん)できる工場(こうじょう)を計画(けいかく)しました。三重県(みえけん)や亀山市(かめやまし)・関町(せきちょう)は補助金(ほじょきん)を出(だ)して工場(こうじょう)を誘致(ゆうち)しましたので、シャープは2002年(ねん)(平成(へいせい)14年(ねん))から亀山(かめやま)に建設(けんせつ)を開始(かいし)し、2004年(ねん)(平成(へいせい)16年(ねん))から液晶(えきしょう)テレビの生産(せいさん)がはじまりました。
シャープ(株)亀山工場(かめやまこうじょう)
液晶(えきしょう)テレビ工場(こうじょう)の影響(えいきょう)
亀山工場(かめやまこうじょう)で生産(せいさん)されたテレビは品質(ひんしつ)が良(よ)く「亀山(かめやま)モデル」として世界中(せかいじゅう)の人々(ひとびと)によろこばれました。このため亀山市(かめやまし)の名前(なまえ)が広(ひろ)く知(し)られることになりました。また、関連(かんれん)する工場(こうじょう)などの進出(しんしゅつ)もあって亀山市(かめやまし)の経済(けいざい)に大(おお)きな変化(へんか)をもたらしました。
液晶(えきしょう)パネルのしくみ
液晶(えきしょう)は、固体(こたい)と液体(えきたい)の中間(ちゅうかん)の状態(じょうたい)にある物質(ぶっしつ)です。液晶(えきしょう)は分子(ぶんし)が一(ひと)つの方向(ほうこう)にならんでいるので、光(ひかり)を当(あ)てると液晶(えきしょう)の並(なら)びにあった光(ひかり)の色(いろ)だけが通(とお)って見(み)えるようになります。そこに液晶(えきしょう)に電流(でんりゅう)を流(なが)して液晶(えきしょう)の向(む)きをかえるとさまざまな色(いろ)が見(み)えるようになるのです。