平成12年2月4日〜年3月27日
第4回 テーマ展示

蔵書印ぞうしょいんから探る藩校はんこう 明倫舎めいりんしゃ軌跡きせき


この展示では、明倫館めいりんかん文庫の和漢籍、洋書に押された
蔵書印記ぞうしょいんきに注目することによって
同文庫の今日に至る移管経緯いかんけいいや、書籍の
構成を究明する手掛かりを探りました。


 明倫舎 
明倫舎めいりんしゃは、石川総博が亀山城主の時〔安永5年(1776)〜寛政8年(1796)〕
に南崎に建っていた「小士邸」を「読書場トシ明倫舎ト号」した
ことより始まった石川家中の藩校です。

明治2年(1869)に組織と名称を改め
明倫館となり、明治4年(1871)まで続きました。



蔵書印から知る
限り、明倫舎時代
には二種類の
蔵書印があります。

「明倫舎」
「亀山明倫舎書記」
の二つです。


この印形は
5cm四方の正方形で
「亀山明倫舎書記」
の朱印です。


これは
増築後の明倫舎
(南崎)の平面図です
(『蔡州君遺事』収載)