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ごあいさつ

 まだテレビもなかった昭和6年(1931)12月、本町(当時は東町)に、映画監督衣笠貞之助(きぬがさていのすけ)の兄であり、同年10月に三重県会議員に初当選した小亀衡一(こかめこういち)により、新町座(しんまちざ)という劇場が開館しました。この劇場は、歌舞伎などの演劇用に回り舞台(まわりぶたい)を備え、亀山の人々の娯楽の場として親しまれました。昭和26年(1951)には映画常設館となり、以後多くの映画が上映されましたので、新町座に訪れたことのある人には、演劇場というより映画館という印象の方が強いかもしれません。
 現在、当館では、平成23年(2011)に小亀家より受け入れた、新町座関係を含む膨大な資料を整理しています。まだまだ整理途中ではありますが、その中から一足先に、昭和39年(1964)3月に閉館されるまでの新町座の歴史を、本展にてご紹介します。どうぞご覧ください。

  平成24年9月15日
亀山市歴史博物館